May 3, 2009

帰国しました

今日、アメリカから帰国しました。

豚インフルエンザで死者が1名出たアメリカでは誰一人としてマスクしてなかったのに、成田空港に飛行機が着陸したら、検疫官が完全防備で機内に乗り込んできて、熱出している人がいないかチェックしました。おかげで着陸後30分機内に閉じ込められ・・・。

帰りの駅や電車の中でも、ごっつい3Mのマスクしている人が結構いましたよ。

向こうでニュース見ていても、日本のマスコミのほうが騒いでいて、なんか変な感じでした。

日本人は清潔で、管理好きで、というのが、こういう時によくわかります。

向こうでは、仕事が終わってから、明るいうちにシアトル周辺の高級住宅街をドライブする機会がありました。結構目についたのは空きテナントが多かったこと。一棟もののアパートもちらほらと売りに出されていました。

滞在中、知り合いのアメリカ人の自宅に遊びに行きました。今月突然会社を解雇されたと聞き、とても驚きました。40代前半くらいの男性で、主婦の奥さん、高校生と中学生の子供が二人、犬までいて、持ち家の住宅ローン(英語ではMortgageといいます)が残っているとのこと。前職と直近の会社の株が$500,000(約5,000万円)分ほどあるとのことで、すぐにどうこうということはないようですが、やはり求人が圧倒的に少ないらしく、職探しは長期戦になりそうだ、とのこと。典型的なアメリカの中産階級家庭だけに、今回の不況の深刻さを肌身で感じました。

私が日本でアパートを買ったこと(大家のことを英語ではLandlordといいます)など、不動産の話をしていると、主婦の奥さんが、アメリカの住宅ローンの利率の推移や、借り換えの話をし始めて、とても関心しました。アメリカでは年末調整がなく、所得税はほぼ全員自分で確定申告しますし、年金や健康保険も個人責任なので、さすがファイナンスについての意識がとても高いようです。アメリカでは家を買う時に、不動産業者がローンのあっせんをしてくるのか、昔は20%もの利息の悪徳ローンもあったとか(ちなみに知人の家の住宅ローンは7.5%だそうです)。親戚含めたディナーの席だったのであんまり詳しくは聞けませんでしたが、しばらく住宅ローンの話で盛り上がっていたのが印象的です。日本だとちょっと考えられない・・・(資産家の家庭はそうでもないんでしょうけど^^;)。

税金といえば、帰りの飛行機で横になった、大手PCメーカーの物流戦略を担当しているアメリカ人の男性と世間話をした際も税金の話になり、「日本では所得税はいくらだ?」と聞かれたので、累進課税で最大40%だ、といったらびっくりしていました。アメリカは30数%だとか。ただ、州ごとに州税があり、日本の消費税にあたるSales Taxがあり(商品によって税率がことなる)、個人年金だの個人健康保険だのと、ひっくるめて負担を考えたらあまり変わらないのかもしれませんが。

そういえば、自分は地方税っていくら払ってるんだっけ?何に使われているのかも含めて、もっと税金のこと勉強しないとなぁ・・・。アメリカ人に負けていられません。

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