Apr 6, 2009

アパマン経営セミナーに行ってきました

土曜日、大家さん学びの会で告知されていた、日本不動産コミュニティー関連のアパマン経営セミナーに行ってきました。

大家さん学びの会の会員は無料だったのですが、セミナーの内容はとても充実していて、表立って公開されていないような話も聞けたので、勉強になりました。

セミナーの会場は、知的な障害を持つ方たちのための共同作業所でした。最初は「なぜこんなところで?」と思ったのですが、日本不動産コミュニティーが施設運営組織と共同で支援活動をしているそうです。

考えてみれば、大家業は生きて行く上でもっとも重要な住居を提供する仕事です。

大家になれるということは、ある程度経済的にも社会的にも恵まれた立場にいるはずです。司法試験の伊藤塾の塾長が憲法の講義で「自分はこれまで勝ち組の人生を送ってきた。弁護士になるまで社会的弱者のことなんて考えたこともなかった。法律家は社会的弱者の立場を理解する共感力が重要」ということをおっしゃっていました。社会の一員として、また、人口縮小するマーケットで事業を行う経営者として、大家は社会的に弱い立場にいる人のこともきちんと相手の立場に立って考えなければいけないと思います。日本のお年寄り、障害を持つ方、外国人居住者などの住環境をどうやったらよくできるか。賃貸経営ではリスクが伴う客層のため管理会社も嫌がりますが、大家が積極的にそのリスクに立ち向かって、日本の住環境をもっとよくするんだ!くらいの大風呂敷で経営をしたい、と自分は思います。が、言うは易し、行うは難し、ですよね・・・。

セミナーの後、懇親会に参加しました。

現役大家さん、まだ物件を持っていない人含めて20人弱で居酒屋に行きました。自分が座ったテーブルは、名刺交換したら私以外は全員個人用の名刺でした。しかも法人化して取締役の方ばかり。

他の大家さんとこうやって賃貸経営についてお話をするのは初めてだったのですが、現在所有している物件の売主と管理会社が倒産したとき精神安定剤飲みながら四苦八苦した経験から「大家は孤独な商売」と実感していた分、正直うれしかったです。

賃貸経営で得する保険の特約の話、ガス会社との交渉、節税、入居者とのコミュニケーションの仕方など、具体的な知識も伝授していただけましたし、非常に実りが多かったのですが、他の大家さんと話をしていて、いかに自分が不勉強かを痛感しました。片手間でやっていては絶対に成功できないと、ライバルでもある他の大家さんを見て、やっと自分のこととして理解できました。この苦い気付きも含めて、行ってよかったです。

セミナーの最後に、日本不動産コミュニティーが運営している大家検定の紹介をしていたのですが(それが今回の無料セミナーの目的だったようです)、テキストもとてもよくまとまっているようだったので、受けてみようと思っています。来週から毎週土曜日、1時間2コマで全6週間。それで3万円。安すぎません?まあ、1級からはもっと高くなるようですが。ただ、再来週は息子の初節句で両親が東京に来るし、その次の週は海外出張の予定があるので、すでに2週分参加できない・・・。う〜ん。テキストもらえるだけでも価値はあると思いますが、次回にしたほうがよいのかも?迷います。

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